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遺跡三昧の釜山&慶州 vol.2

  • koukobiyori
  • 2007年5月1日
  • 読了時間: 5分

更新日:5月17日

2日目:9月20日


早起きしてバスターミナルの近くの食堂へ。富剛食堂というお店で「ファンテヘジャンク」をいただきます。へジャンクっていうのはご飯入り味噌汁みたいなもので、二日酔いに効くという。お味噌ってやっぱり和みます。お豆腐も入っていてうれしい。でも朝からおかずはいっぱい。

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バスターミナル近くのレンタサイクル屋さんで自転車を借りて、いざ出発です!

慶州は新羅(B.C57-A.D935)の首都であり、多くの仏教遺跡や王京遺跡が残されている街。遺跡は仏教美術の宝庫である「南山(ナムサン)地区」、王宮がある「月城(ウォルソン)地区」、新羅王朝の古墳群が分布する「大陵苑(テヌンウォン)地区」、新羅仏教の中心である「黄龍寺(ファンニュンサ)地区」、王都の防御施設の中心である「山城(サンソン)地区」に区分されており、2000年12月に世界遺産として登録されている。いわば街全体が博物館であり世界遺産みたいなもの。奈良・飛鳥に似ていると言われているだけに、期待が膨らみます。


★大陵苑(通称古墳公園)

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新羅王朝の王族墓群で、7基の王陵をはじめ23基の古墳が密集している。中に入れるのは天馬塚のみで、他のぽっこりとしたお椀型の墳墓は外観のみの見学。天馬塚からは金冠や腰帯など、約1万1500点の遺物が出土している。内部は発掘状況や石室の構造がわかるようになっていて、模造品がいくつか展示されていました。

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公園は緑が豊かで、リスが遊んでいました。いいところです。

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★皇南パン

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美味しいと評判のあんパン屋さんに立ち寄る。皮が薄くてあんこがぎっしり。

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でも甘すぎなくて美味しいんです。日持ちするなら日本に持って帰りたかったな。「賞味期限はいつまでですか?」って海外旅行ではマストな一文だとしみじみ思ったのでした。


★天文台

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7世紀前半に建てられた、東洋最古の天文台。日本もそうだけど、天文と政治は密接な関係があるから、古代の為政者は必ずこうした施設を作る。しかし大きいなぁ。よく残っているもんです。感心。このあたりが世界遺産の月城地区の中心地。石碑もちゃんとあり、きれいに整備されていました。


★半月城

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101年に王宮が造られ、935年に高麗によって滅亡するまで、歴代王が居住した場所。今は石垣の跡が残るばかりだけど、昔はいろんな建物が建ち並び、豪華だったんでしょうね。


★石氷庫

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王宮の付属施設で、日本でいうところの氷室。日本は土だけど、こっちは石で造るんですね。こういう違いっておもしろい。


★鴨雁池

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674年に造られた新羅王朝の離宮の人工池。友達が一番来たかった場所だというので、ゆっくりじっくり見学。宴を開いた建物跡などもありました。

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それから飛鳥の亀形石製品みたいな、水槽遺構がありました。やっぱり水を使った庭園施設って当時のステイタスシンボルだったのでしょうね。

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★皇龍寺跡

今は原っぱだけど、昔は広大な伽藍に多くの堂塔が立ち並ぶ大寺院だったという。高さ80メートルの九層木塔などもあったのだとか。発掘調査でも4万点にも及ぶ遺物が発見されており、その興隆が伺える。こういう風景って飛鳥の宮殿跡みたいで、馴染みがあってほっとする。跡しか無くても想像さえできれば、遺跡旅は楽しめるものです。

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★芬皇寺

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634年創建の大寺院。今は小さなお寺で、三重の石塔だけが残っている。もとは七重か九重だったと推測され、統一新羅以前に造られた貴重なもの。国宝に指定されている。

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他にも謂われのある石の井戸や碑趺(石碑の台座)などがあった。が、私はカラフルでグロい木魚に釘付けでした(笑)


★金臾信将軍墓

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新羅四代の王に仕え、三国統一に導いた名将のお墓。周囲には十二支の文官が描かれた護石がめぐらされ、邪気からお墓を守っていました。


★武烈王陵&古墳群

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武烈王は三国統一の基礎を築いた名君。王座に即位する前から新羅の国際外交に尽力し、唐と同盟を成立させたというから、若い頃から広い視野を持った人だったのだろうね。日本との交流も盛んで、仏教や雅楽などの古典文化に影響を与えたとのこと。写真のカメさんの碑には、彼の業績が架かれている。奈良好きとしてはもっと勉強せねばと反省しました。あたりは彼の親族の古墳もたくさん。

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★鮑石亭

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新羅王朝の離宮跡で、曲水の宴が催されたとされる遺跡。ここは私が一番行きたかった所なんだけど、結局友達も私も離宮好みってことだね(笑)。今はアワビの形のような石組みが残るだけだけど、かつてはこの溝に水を流して杯を浮かべ、一周するまでに詩歌を詠むという雅やかな遊びが行われていた。目を閉じると、王族達の笑い声が聞こえてきそうです。

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★五陵

新羅王朝の伝説の始祖とその王妃、および2代、3代、5代王を祀る陵。伝説上の人々なので、本当に王様たちが眠っているのかは不明。でも偉大な先祖を祀るのは大事なことですよね。きれいに整備されていて、気持ちのいい場所でした。

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慶州中心部の遺跡探訪は以上で終了!いやぁよく漕いだ。しかもお昼抜き。皇南パンがお昼代わりだったのかな…?


お腹ぺこぺこで向かったのは、サムパプのお店「森浦サムパプチプ」。おかずやごはんを野菜に包んで食べるもので、一度食べてみたかったお料理。噂には聞いていたけど、おかずの量のすごいこと。2人なのにこの量!

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テーブルに乗りきらないんじゃないかというおかずのすべてを試すだけでもお腹一杯になりそうでした。

自転車を返して、慶州の駅方面に散策へ。遺跡の街とはいえ、ちゃんと繁華街もあります! オシャレなカフェで一休みして、ベーカリーで明日の朝食を買って、ホテルに帰りました。

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