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杭州商店の背脂ラーメン(新潟県燕市)

  • koukobiyori
  • 2016年2月24日
  • 読了時間: 2分

燕のご当地フードといえば、「背油ラーメン」! 

かなりギトギト感が漂うネーミングですが、ここまでの旅を思い返せば食べずにはいられなくなる、 まさに燕の職人のための味なのです。訪ねたのは、80年以上も暖簾を守る「杭州飯店」。気取らない外観と続々訪れるお客さんに人気店の気配を感じます。

 

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昭和30年代の燕は、どの工場も輸出用の金属洋食器の製造に追われ、夜遅くまで残業する人ばかりだったそう。そんな職人達の胃袋を満たすのがラーメンでした。汗をかくのでスープは濃いめに、麺は腹持ちが良く出前でも伸びない極太麺に、さらに冷めないようにと背脂を掛けて…と、少しずつ改良が加えられ、今のスタイルができあがったといいます。この杭州飯店さんでも、最盛期には300人分の出前注文があったといいますから、夕飯時ともなれば燕の街を出前の自転車がひっきりなしに行き交った様子が目に浮かびます。

 

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来ました! 中華そば800円! 燕では「ラーメン」や「中華そば」といえばこの背脂ラーメンを指します。背脂の浮いたスープの下からのぞく、まるでうどんのような太麺。うーん、ダイエット中ではありますが、ご当地グルメは別物っと、意を決してスープをすすると…意外とあっさり! 魚介ダシの濃厚な醤油スープに、背脂がまろやかな深みのあるコクを添えています。みじんぎりにしたタマネギの清涼感がアクセントになり、手打ちらしさの残るもっちり麺との相性も良く、気がつけば完食。太麺なので良く噛むため満腹感も得られ、アツアツスープを飲み干せば体が温まり、スタミナアップ! 職人さんに愛される理由が分かったような気がします。

こうしたラーメンを俗に「背脂チャッチャ系」と呼ぶそうですが、その言葉ができるはるか以前から、燕の職人さんたちに愛されてきた味なのです。燕の産業観光旅のランチは、背脂ラーメンに決まり! 市内には40軒近くのラーメン店・中華店で味わうことができるので、はしごして食べ比べも楽しいかもしれませんね。

 

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元記事 :「和を知るミチシルベ」

アップ日:2016年2月24日

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