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オランジュリー美術館-Musée de l'Orangerie(フランス・パリ)

  • koukobiyori
  • 7 日前
  • 読了時間: 4分

2025年11月にフランス・パリのミュージアムを巡ってきた旅の記録です。 初めてのフランスどころか、アジア旅専門で生きてきたので、初ヨーロッパ! そしてミュージアム三昧! どんな出会いがあるかワクワクです。ミュージアムパス購入や入館予約、時間予約はできるものは日本で済ませて出発! ミュージアムパス https://parismuseumpass-japon.com/about-pmp/



ホテルはパレ・ロワイヤルのすぐそばだったので、歩いてオランジュリー美術館へ。

朝のお散歩、気持ちいいです。パリは11月くらいからどよーんとした曇天続きになると聞いていたので、まぁ予想通りの天気。今回はミュージアムめぐりなので、天気はそれほど関係ないけれど、青空のエッフェル塔も一度くらいは見れたらいいなぁ。



オランジュリー美術館は、1853年に建てられたチュイルリー宮殿のオレンジ栽培温室を、モネの《睡蓮》を展⽰するために改修して1927年にオープン。オレンジ栽培の温室を改修と聞くと、日本のイメージで言うとビニールハウス的なものを想像してしまいますが、こちらの19世紀の温室ってどんな感じだったのでしょうか。

待機列は右が予約のある人、左は予約のない人。荷物検査を経ていざ中へ。



絵画が収まるように設計された楕円形の空間は、鑑賞者が作品に包み込まれるような没⼊感を意図して作られていて、建物の天井は⾃然光が降り注ぐような設計。時間帯や天候によって作品の⾒え⽅が変化するそうで、くもりの今日はこんな感じ。



とにかく美しく静かな時間の流れる美術館という印象。朝イチ訪問という時間帯もあったのだろうけど、わさわさしていない。モネの睡蓮は言わずもがな、作品のために作られた展示空間も訪れた人みんなが楽しんでいて、作品、空間、お客様の調和が醸す安らぎが素晴らしい。



1959〜63年にかけて、画商ポール・ギヨームと実業家ジャン・ヴァルテールのコレクションが国に寄贈されたことで、印象派からポスト印象派、20世紀初頭にかけての傑作も併せて鑑賞できます。ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソ、ルソー、モディリアーニ、マリー・ローランサンなどの作品もゆったりとした空間の中で見ることができ、眼福のひととき。


古い建物を転⽤した美術館が⾮常に多いフランス。⾃然光を取り⼊れて、モネが望んだ通りの環境で作

品を展⽰し、それを誰もが⾒ることができることに純粋に感動した。適切な改築により快適性も⾼くて

美しく、古びた・汚いという印象はまったくなし。ICOMOS定義に則った、⾒習うべき姿も体感できました。これはこの旅を通して常に感じることができたフランスならではの体験でした。


ショップも良かったです。

書籍とグッズのバランスが日本のミュージアムショップに近いので見やすいのと、各国語版の図録があるのが特に良い。この手のひらサイズなのって、旅行者にとってはめっちゃ助かる。図録って欲しいんだけど、重さ、大きさがネックになるってこと、よくわかってるなー。



有名作品モチーフのステーショナリーや、マグカップや折り畳み傘、ポーチなどの生活雑貨など、用途がわかりやすいものが多く買いやすい。収蔵品モチーフのオーナメントはこの後の視察でも各館で見かけたのだけど、これはこの季節だからなのでしょうか?



カフェで⽬を引いたのは睡蓮模様のフィナンシェ。お味は普通だったけど、食べずにはいられない(笑)。バゲットサンドやサラダ、焼き菓⼦なども美しくディスプレイされていて、さすがフランス!と感⼼。



朝イチだったからか朝食をここで取っているのであろうお客様が多く、開店後すぐに満席。けっこうモリモリ⾷べている⼈が多かったです(おいしそうでしたー)。ミュージアムで朝食って感覚、私の中にはなかったけれど、フランスならアリだなーと思いました。だいたいカフェがあっても11時からとかで、朝一から空いてないじゃないですか。それがちゃんと空いていて、品揃えもバッチリってすごい。


日本のミュージアムにもオープン時から空いているおにぎり屋さんとかあっても面白いのかも。米どころのミュージアムの皆さん、おにぎり屋さんいかがですか?


訪問日時:2025年11月22日(土) 9時訪問

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