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オルセー美術館-Musée d Orsay(フランス・パリ)

  • koukobiyori
  • 1 日前
  • 読了時間: 4分

続いては徒歩でオルセー美術館へ。

 

1900年のパリ万博に合わせてオルセー駅の駅舎とホテルとして建てられた建物を改築した美術館で、駅舎の面影を残すガラスと鉄骨で作られたアーチ型の天井に包まれた象徴的な空間を見ることも楽しみのひとつ。

 


パリは元王宮と1900年前後に幾度も開催されたパリ万博のパビリオンを転用したミュージアムがあっちこっちに残っていて、しかも空間や意匠ごと残されていることがほとんど。日本のように門だけとか、一部だけとか、みみっちくないのがすごい(日本よ、ごめん)。この没入感も含めての観覧体験になっていることが多くて、これこそがパリなんだなーと実感。

 

コレクションは、ルーヴル美術館付属の印象派美術館(ジュー・ド・ポーム・ギャラリー)にあった作品を中核として、主に1848年から1914年までの絵画、彫刻、家具、⼯芸品、建築、写真など、あらゆる分野の芸術作品約7万点。うち約4000点を常設展⽰しているとのこと。

印象派・ポスト印象派のクロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャンなどの作品をはじめ、写実主義・⾃然主義のギュスターヴ・クールベやジャン=フランソワ・ミレーらの作品。そしてロダンやポンポンの彫刻作品も。



 フランス行きが決まってから、原田マハ『たゆたえども沈まず』を読んでいたので、「ゴッホ見るっ!」を1番のテーマにしていましたが、これだけまとまった数が見られたので、印象派全体への理解が進みました。私は博物館オタクなので、日本でも博物館の企画展は行くけれど美術館は実はほとんど行かず。よって、あまり「〇〇印象派展」みたいのって行ったことがなかったんだけど、オルセーでまとまった数を見ることができて、流れとか個性を実物を見て把握できたのはすごく贅沢だし、ラッキーでした。アートも歴史軸で捉えのが私的には一番腑に落ちるし、引き出しに上手くインプットされる気がします。

 

それから、海外のミュージアムに行ったらよく見かける光景だけど、パリでもワークショップに参加している子どもがたくさん。地元の学校や団体と協⼒し、美術館を学習拠点として活⽤し、知識共有と教育普及に取り組むというのは、とても羨ましい。文化・芸術が大事にされているなぁとつくづく感じる。

 

ショップは館内各所にあり、概ね同じラインナップ。一番大きなショップはエントランスにあり、書籍部⾨とグッズ部⾨に分かれている。書店の⽅は図録やさまざまな美術書から⼦供の本まであり、⼩さな⼦供が楽しそうに本を選んでいるのが印象的。とにかく⼦供と美術館の距離が近い! 書籍の充実度と共に、グッズに必ずしおりがあることを考えると、フランスではまだまだ「本」というものが大切にされていることを実感しました(これもとても羨ましい)。

 

グッズの方はそれほど興味を惹くものはなかったけど、なんか展示を見た思い出がお土産として脳裏に刻まれたから、物に託さなくていいかなぁと思っちゃったりして、ミュージアムグッズ屋という仕事を忘れてるやん、と反省。。。この素晴らしい作品をどうグッズにして、思い出としてお持ち帰りいただくか、に知恵を絞る仕事ですが、オルセーだけは許してください(笑)。仕事を離れて純粋な鑑賞のご褒美(勝手に決めた)❤️

 


カフェは3ヶ所あるようですが、私は1階カフェを利⽤。一番簡素なカフェだけど、⼊⼝に案内が立っていて、人数に応じて適切に席に案内してくれる。トラブルが起きないように、効率的に回せるように、よくできたシステム。掃き掃除、拭き掃除も頻繁に⾏い、秩序が保たれていて良かった。

ランチにサラダを⾷べたけど、サラダだけでも3、4種ある上に、トマトのマリネサラダ(私はこれ、酸っぱいもの食べたかった)とか、アンチョビオリーブポテトサラダとか、豆のサラダとか、ボリュームもありクオリティも高い。もちろんバゲットサンドやパンも充実。


 

見終わって早くも「どこのミュージアムが良かった?」と聞かれたら、「オルセー」って答えるだろうなと、確信できる満足感でした。

 

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